気がつくと5月ももう中旬にさしかかり、アメリカは年度末だ。ケンの高校は今年は5月の第4週が期末試験で、27日から夏休み! ま〜やの大学もすでに夏休みで、月曜日から帰宅している。しかし今年のシカゴの5月はなんだか例年にもまして寒い気がする。お天気が悪い。太陽が出ない。お天気が良くなれば、一年中でいちばんいい季節のはずなのに。これからもう少し天気が回復すればいいな。

 今年の母の日は、夫はま〜やを迎えにボストンに行っていたので、私とケンの二人きりだった。寂しい母の日になるかと思いきや、大勢の方たちから母の日のメッセージをいただき、とても感謝だった。特にみんの友人たちが大勢、「Happy Mother's day, Mama Nakamura!」とメッセージやテキストをくれて、嬉しかった。そして、私はケンと二人で映画を観に行ってきた。Captain America: Civil War. ケンが事前にたくさん説明をしてくれたおかげで、だいたいストーリーはつかめて、十分楽しむことができた。

 ま〜やは日曜日の夜遅くに帰宅したのだけれど、ケンはやっぱり嬉しそう。私とはしないようなおしゃべりを、ま〜やとはする。おとといはこんなことを言っていた。学校のランチの時間は、ランチルームで適当なテーブルについて食べるのだけれど、自然とみんな、毎日すわるテーブル、一緒に食べる仲間が決まる。ところが後期に入ったとき、時間割の都合でこれまでケンが一緒に食べていた子たちはバラバラになったので、全然知らない男の子たちと一緒のテーブルで食べるようになった。そして、もうすぐ今学期が終わる先日、同じテーブルの子たちに、「ケンと一緒にランチを食べるようになったら、成績が上がった」と言われたのだそうだ。なんでも、一人の子がケンに数学を教えてほしいと言ってきたので、毎日ランチを食べながらその子に教えていたのだそうだ。すると、ほかの子たちも負けじとばかりに(?)勉強するようになり、結果的に、そのテーブルの子たちみんなが、成績が上がったのだって! まったく初耳の話だったけど、どうして私にはしないで、ま〜やにはするのよ?(笑)

 ケンとま〜やが楽しそうに話しているのを見ると、私もとても嬉しい。嬉しい反面、ほんとだったらここにみんもいるはずなのに…と、みんがここにいない現実が、久しぶりに痛切に感じられ、ま〜やが帰って来た日の晩は、夜ベッドで声をころして泣いてしまった。(でも、メソメソばかりしているわけではなく、全体的にはとても元気にしています!)
 
 昨夜はケンのジャズバンドのコンサートがあった。ま〜やがケンを見て、しきりと「カッコイイ」と言っていた。バンドの中で唯一ケンだけがカッコイイとまで言っていた。姉のひいき目だとは思うけど。(笑)
 ケンは1年生のジャズバンドのリードアルトサックス。少しソロもあった。 ジャズのソロっていうのは、即興で演奏しないといけないそうで、なかなかう〜ん、まぁね。よかったよ。(笑)でも、先週はもう一つのバンドのコンサートがあって、そのときケンは、Outstanding musician awardというのをいただいた。毎晩たっぷり練習する甲斐があったね。おめでとう!

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 ま〜やも大学の1年目が終わり、無事に帰宅して感謝。彼女もたくさんの良いお友達ができて、楽しく大学生活を送っている。2週間後にはサマースクールを受講するためにまたボストンに戻る。