(今日一日、ずっと私の頭の中をまわっている曲。)

夕べはなかなか大変だった。薬や痛みやその他の理由で、意識がかなり混濁・錯乱し(ICU Deliriumと呼ばれ、非常によくあることらしい)、美穂は何度かベッドからの脱走を試みた。一般病室にはソファベッドがあったが、ICUの病室にはリクライナーしかない。そこで夕べは私はリクライナーで寝たのだけれど、その間にみんは脱走に成功した。(汗)点滴などのチューブを引っこ抜き、ベッドから降り、もう少しで転ぶどころを、ナースたちに見つかって助けられたそうだ。今朝は、みんの「ママ!ママ!」と叫ぶ声で目覚めたのだが、起きたらみんの両腕がベッドにベルトでとめられていてびっくりした。そしてナースが来て、そういうことだったと教えてくれた。本人はもちろん怒っていて、「動けない! 外して!」と叫ぶ。

 さらに、私がコーヒーを買いに行っている隙にも、胸のチューブなどを外してベッドから抜け出そうとしたそうで(両腕をしばりつけられているのに!)、戻ってきたら、またナースにそう教えられ、再びびっくり。みんはかんかんに怒っていて、「私がこのまま死んだらママのせいだ!」とまで叫ばれた。(汗)怒る気持ちはもちろんよくわかるけれど…

 でも、彼女のこの根性は頼もしい。弱っているはずなのに、すごい力でベルトをひきちぎろうとするのだから。神様が与えてくださったこの根性は、きっとみんがこの試練を乗り越えるのを助けてくれるだろう。

 昨日のブログを書いた時点ではまだはっきりしていなかったのだけれど、結局、肺炎と、心嚢水の両方であることがわかった。肺炎は、肺のまわりの浸出液が感染しているそうで、抗生物質の投与と、感染した浸出液を抜き出すことがメインの治療。しかし、感染してしまったせいでカテーテルが詰まったので、まず、詰まりを溶かす薬をカテーテルに入れて、それから2時間後にドレインする(液を抜く)というプロセスを、何度かくり返す。可哀想なのは、このとき、とても痛むこと。みんは子供のように涙を流して痛がるので、本当に辛い。ドクターも、かなりの量の鎮痛剤と抗不安剤を投与している。 でも、みんも頑張っている甲斐があって、肺炎はだんだん良くなってきているはずだと思う。心嚢水の方は、一時は再び手術してドレインするはずだったものの、ドレインしてもそれほど症状は変わらないと思われるそうで、むしろ手術の負担や痛みの方が辛い可能性があるため、今回はあえて何もしないことになった。
 

 そして、それらの話のあと、緩和ケアのドクターから呼ばれた。みんの状態は刻一刻と変化(悪い方へ)しており、このままでは、退院して自宅でホスピスケアというのももう無理だろうと言われた。私が、「数週間前には、予後は月単位と言われたのですが、今ではどうですか?」と尋ねると、「週単位ですね」と… そして、「東海岸に家族がいるのですが、呼んだほうがいいでしょうか」と尋ねると、「来れるなら来てもらったほうがいいでしょう」と。

 エミは、その話が出る前にすでに自分のほうから、今週末はちょうど連休だから帰るよと連絡をくれた。その後ま~やから、「春休みに帰るよう計画したほうがいい?」と連絡があったので、「春休みまで待たず、帰れるときがあったらなるべく早いほうがいいかもしれない」と言うと、「じゃあ、私も今週末帰る」と。(涙)二人が帰ってきてくれると思うと、ものすごく心強く、嬉しい。(ただ、連休の週末なので、飛行機代はとても高かった… エミのは往復で1000ドル近く、ま~やのも700ドル近く。そんなことで躊躇している場合じゃないけど!)


 今朝は、朝8時前に、パスター・ロニーが再びお見舞いに来てくださった。車椅子の移動は大変だろうに、彼は実にフットワークが軽い。パスターがみんの手を握ってお祈りして下さる間、みんはそれまでわめいていたのに大人しくなり、最後には「アーメン」と言っていた。でも、その後また、意味不明のことをいろいろ口走ったり、痛がったり、ベッドから下りたがって怒ったりしたので、私はパスターとは話もできず、ずっとみんに付きっきりだった。その間パスターは、じっと私たちを見守っていてくださった。そうやって、同じ空間にいて見守ってくださるだけでも、どれだけ慰められることか… 無理に気の利いたことを言ってくださらなくてもいい。ただ、同じ空間で、病室の同じ空気を感じて、私たちが通っているものをそうやって見守ってくださるだけで、励まされるのだ…

 その後、昼近くには、前に行っていた教会で私たちがものすごくお世話になった方が、ひょっこり尋ねて来てくださった。私たちがシカゴに引っ越してきたばかりのころ、まだ20代の若い夫婦だった私たちの親代わりのようになって、クリスマスや復活祭などの祭日のたびに私たち家族を家に招き、親戚のように面倒を見てくださった方。彼が入って来たとき、私は思わず彼に抱きついてワンワン泣いてしまった。 
 彼もみんと話をし(みんはあまりはっきり反応はできなかったけれど)、力強く祈ってくださった。私と夫のためにも祈ってくださり、最後に三人で主の祈りを祈った。

 昼に夫と交代して家に帰って来たのだけれど、もしかしたらもう、みんは二度とこの家に戻って来れないのかもしれないと思ったら、そして、ウィルソンはもう二度とみんに会えないのかもしれないと思ったら、気が狂いそうに感じた。そしてしばらくウィルソンを抱きしめて泣いた。その後、ホスピスのホームケア担当のナースから電話がかかってきて、「お嬢さんは退院なさいましたか?」と聞かれたので、「いいえ、肺炎になったのでまだです。今日はドクターに、もう家には帰れないかもしれないとも言われて…」と答えながら、電話口でまたもや泣いてしまった。ナースも困ったことだろう。でも、とても優しく受け止めてくださり、顔も見えないこのナースの優しい声に、妙に慰められた。そして、電話のあと、急に我に返ったというか、いや、このままみんが二度と家に帰って来れないなんてことがあってはならない!と強く感じた。心と身体に力が注がれるのを感じた。みんは絶対に家に帰ってくる。帰って来させる。
 

 夕べ私が握ったみんの手は、まだ柔らかく、暖かく、弾力があって、ピンク色でツヤツヤしていた。この子の息があと数週間で取られるとはどうしても思えない。あの子の心はまだ強い。きっと乗り越える。きっと乗り越える。
 Yahweh、主よ、あなたの息を、あの子に吹き込んでください。弱った身体に力を注いでください。もう一度自分の足で立てるようにしてあげてください。Yahweh、主よ、いのちの神よ!

min2-9-16


今日のお祈りのお願い

-肺炎が治癒しますように。ドレインのプロセスがなるべく痛みませんように。
-心嚢水は、あえて処置はしないことになりましたが、溜まった水のせいで心臓に負担がかかっています。(正常な人の通常の心拍数の2倍の早さで脈打っています。)神様がみんの心臓を強めてくださり、負荷に耐えられますように。そして、神様が心嚢水を取り去ってくださいますように。
-これ以上の合併症・感染症の問題が出ませんように。
-たくさんの薬を使っていますが、意識が守られますように。
-自宅に帰って来れますように。
-休んでいるとき、たくさん夢を見ているようです。イエス様が夢の中でみんに語り、みんを励ましてくださいますように。この苦しみの中で、神様と特別に親しく出会うことができますように。
-週末に帰宅予定の娘たちのフライトが守られますように。
-ケンが、姉の死の可能性をどう受け止めていいかわからず、戸惑っているようです。私とは話そうとしません。子供たち、特にケンの、感情的・霊的ケアを上手にすることができますように。
-夫と私の体力と気力が守られ、主の平安のうちに留まれますように。
-これらすべてを通して、ただ主の御名があがめられ、主の栄光が現されますように。

"Oceans (Where Feet May Fail)"

You call me out upon the waters
The great unknown where feet may fail
And there I find You in the mystery
In oceans deep
My faith will stand

And I will call upon Your name
And keep my eyes above the waves
When oceans rise
My soul will rest in Your embrace
For I am Yours and You are mine

Your grace abounds in deepest waters
Your sovereign hand
Will be my guide
Where feet may fail and fear surrounds me
You've never failed and You won't start now

So I will call upon Your name
And keep my eyes above the waves
When oceans rise
My soul will rest in Your embrace
For I am Yours and You are mine

Spirit lead me where my trust is without borders
Let me walk upon the waters
Wherever You would call me
Take me deeper than my feet could ever wander
And my faith will be made stronger
In the presence of my Savior

Oh, Jesus, you're my God!

I will call upon Your name
Keep my eyes above the waves
My soul will rest in Your embrace
I am Yours and You are mine
(c) 2012 Hillsong Music Publishing)