高校シニアのケン。
毎日忙しいこと。

この秋から冬にかけては、マーチングバンド、秋のミュージカル("Chicago")のピットオーケストラ、マスリート、スカラスティックボウル(両者ともに学校のクラブ)、CYSO(Chicago Youth Synphony Orchestra)のジャズバンド(週に一回、シカゴのミシガンアベニューにある教室で練習)、サックスのプライベートレッスン、テニス、ジム通い。その合間に友人たちとのソーシャルライフや、下級生の数学や物理の勉強を手伝ってあげたり。ほとんど家にいる時間がない…(汗)
でも、今週が過ぎると、特に忙しかった活動がひと段落つくそうで、ようやく大学受験のためのエッセイに本腰を入れて取り組めると、本人は言っている。すでに二校、アーリーアクションといって通常の締め切りより約2ヶ月早い時期に設定されている締め切りに、願書を提出した。ケンは受験したい大学がたくさんあって、ほかにまだ7〜8校受けるつもりでいるらしいけど。

ケンがFAFSA(経済的援助の申込書)も早くしなくちゃ、というので、そんなに慌てなくても、年があけてからでいいんじゃない?と悠長なことを私が言うと、アーリーアクションの学校はFAFSAの締め切りも11月15日なんだ、と。そこで先週末は慌てて FAFSAとCSSProfileと呼ばれる2種類の経済援助申し込み書を提出した。親の収入から貯蓄から税金から全部詳しく聞かれるので、面倒くさいのだけれど、今やってしまえばあとが楽だわ。例年は2月くらいになってから慌ててやっていたので。

ケンは、部屋はものすごく散らかっているし、なくし物や忘れ物も多いけど(汗)、時間のマネジメントはかなりうまい。宿題が間に合わなくて困っているところなど一度も見たことがないし、忙しいわりには、なすべきことはちゃんと期限どおりにやっている。忙しいはずなのに、時間を見つけてジムにも通っている。たぶん、優先順位の決め方や取捨選択がうまいのだと思う。側で見ているとハラハラするし、私が安心できるような「ゆとり」をもった仕事の終わらせ方ではないので、親としては、自分が心配だから、自分が安心したいから、「早く」とか「大丈夫なの?」とか、うるさく声をかけたり急かしたりしてしまいがち。けれども、彼はいつも期日どおりになんでも終わらせるので、文句は言えない。 彼には親が納得するような方法で自分の用事を片付けなければならないという義務も、親の感情の面倒を見る義務もないので、私の「ハラハラ」感は、私が自分で責任を負わないと。


今週は、火曜日にCYSOのジャズのコンサートと、金曜日と土曜日の夜に高校のミュージカル「Chicago」、そして土曜日の日中にはIMEA(イリノイ州音楽教育者協会)主催のジャズフェスティバルがある。それらの準備でずっと忙しく、ケンもさすがに疲れが出てきたようで、「今週さえ終われば、(放課後は)フリーになる!」と今朝もつぶやいていた。私にできることは、彼の好きな食事を用意しておくくらいかな。

そういえば先週末、スカラスティックボウルのトーナメントの帰り、友達に学校から家まで車で送ってもらう途中、運転していた友達が事故を起こしかけたらしい。その日は雨が降っていて、交差点で止まろうとしたら、ブレーキが効かなかったそうだ。前の車に追突しそうになったため、運転していた子はとっさにハンドルを切り、歩道の縁石に激突。タイヤはパンクしたけれど、ほかの車も歩行者も巻き込むことなく済んだので幸いだった(夜だったので歩行者はいなかった)。でも、もしもそこに歩行者がいたら、と思うとゾッとする。友達はそのまま、ケンを送り届けるのはやめて、自宅に直行。夫がケンをその友達の家まで迎えに行った。

皆の健康と安全が守られますように。

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