先週、55歳の誕生日を迎えました。客観的に聞くと、すごく「年配」ですよね。
体力の衰えは確かに感じるものの、中身は相変わらず未熟なままなのに、年だけ重ねていくことの恐ろしさ…(笑)

私の誕生日は、Miho Dayの二日後です。二年前の誕生日は、青空の広がる晴れた日で、夫と二人で葬儀屋に行き、みんの棺を選びました。それからお花屋さんに行き、お葬式用のお花を選んで注文しました。IMG_3675

棺は、お葬式のあと火葬するものなのに、数千ドルもしました。もっと安いオプションもあったのですが、みんのために買ってあげられる最後のものだと思い、ちょっと奮発しました。でも、後から考えると、棺に奮発してもみんは喜ばなかっただろうな、その分、みんだったらサポートしそうなNPOとかに寄付すればよかったなと、ちょっと後悔。多分、あまり頭が働いていなかったのでしょう。だれが娘のために棺を選ぶ日がくることなど、想像したでしょうか。

でも、みんは、呆れつつも赦してくれるでしょう。みんの車(白いプリウス)を、みんのボーイフレンドのマイケルに譲ったことは、きっと喜んでくれているはずだし。彼は今でも丁寧に乗っていてくれます。嬉しい。

今年の私の誕生日は、ちょっとした事件があり、誕生日どころではなかったのですが、金曜日の晩は、マイケルとマイケルのご家族が、みんを偲ぶディナーをしましょうと誘ってくださったので、私と夫とケンで行ってきました。とても幸いな時間でした。マイケルは、一年前と比べると、ずいぶん元気になっているようで、それも感謝でした。いずれ彼も、将来をともに歩むことになる素晴らしい女性に出会うことでしょう。いつまでもみんや私たちのところに引き止めるわけにはいかないことはわかっています。それは彼にも何度か伝えています。でも、早く前に進みなさいと、急かすのもよくないですし、彼には彼のペースがある。お互いに寄り添いつつ、支え合いつつ、互いのグリーフの旅路を見守りたいです。いつか彼を、祝福をもって送り出す日が来るまで……

みんの親友のEちゃんについても、同じように思います。私は、自分の悲しみばかりに気を取られ、親友を失ったEちゃんの悲しみには十分注意してあげていませんでした。去年、今年と、Eちゃんはみんの記念日のために、とてもがんばってくれました。でも、これもいつまでも続けさせてはいけないと思います。たぶんこれは、彼女自身のグリーフのプロセスにも役立っていることなのだろうと思うので、「もう何もしなくていいよ」と、慌てて言ってしまうと、それはそれで彼女が傷つくかもしれない。でも、中村家のために毎年何かしなくては、と負担に思ってはほしくない。どこかの時点で、彼女にとっても区切りとなるような、何かをしてあげられるといいのかもしれません。主よ、知恵を与えてください。

(これは、みんがガンの宣告を受けた年の秋の二人のやりとり。この前年に自死でなくなった二人の友人たちについて語っている。この画像は、Eちゃんからもらいました。)
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Eちゃんが、みんの「Never Forget. Always here for you」という言葉を今も心に抱いていてくれるのがわかります。神様が、Eちゃんのことも守ってくださいますように。

さて、今週は、この2ヶ月間かなりかかりっきりだった仕事がひと段落ついたので、別の仕事に取り掛かることができます。2週間後に、南カリフォルニアでJCFN主催の静まりのリトリートを開催するのですが、その準備です。

 
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うちの玄関先から見えた、先週のある朝の朝日です。朝日はどこか、復活を想起させますね。
55歳になったので、ゆっくりゴーゴーでいきます。(笑)

The Lord Jesus Christ,
Son of God,
Have mercy on me, a sinner.

Holy Spirit, 
Breath of the living God,
Renew me, and the whole world. 
 
Almighty Father, 
Maker of heaven and earth,
Establish your kingdom in our midst.