新改訳2017を読み進めている。レイアウトのせいか、活字のせいか、とても読みやすく感じる。句読点の位置やちょっとした表現がすっきり整理されたせいもあるかもしれない。

 その中で、固有名詞の表記に変更があった箇所がかなりあることに気づく。新改訳2017のオフィシャルサイトには、固有名詞について、こうある。

(7)人名、地名の変更
固有名詞もすべて再検討し、地名や人名で、広く使われているものは、できるだけそれにあわせることにしました。「マリヤ」は「マリア」となります。ローマ皇帝「アウグスト」は「アウグストゥス」、「カイザル」は「カエサル」です。地名では、「アジヤ」は「アジア」、「アレキサンドリヤ」は「アレクサンドリア」としました。

 これらの変更はとてもいいと思う。「パロ」も「ファラオ」に変わっていた。初めて旧約聖書を読んだとき、(高校生のころかな?)パロがファラオのことだと気づいたとき、それまでどこかおとぎ話のように感じられていた旧約聖書の物語が、がぜん現実味を帯びたものになって感動したのを覚えている。歴史の中の固有名詞を、世の中で一般的に使われている表記に合わすのは、聖書が私たちにとってrelavantな(関係がある)ものであることを思い出させてくれるので、とてもいいと思う。

 しかし、一般に使われている表記に合わせたわけでもなさそうな変更も、いくつかあるように思った。

 今まで読んだところで気づいたのは、(英語でいうところの、They include but not limited to)

 ヤペテ → ヤフェテ
 ミデヤン → ミディアン
 チッポラ → ツィポラ
 エフネ → エフンネ 
 シャマ → シャンマ
 バシャ → バアシャ
 ヨシャパテ → ヨシャファテ
 セナケリブ → センナケリブ
 ネブガデネザル → ネブガドネツァル
 テオピロ → テオフィロ 

 特に、ネブガデネザルは、ウィキペディアではネブガドネザルだし、直すならそうすればよかったのに、と思ったり。ネブガドネツァルはちょっと読みにくいかなぁ…  

 今までの訳に慣れていた世代にとっては、ちょっとしたアジャストメントが必要ですね。でも、次世代の聖書読者は、これで慣れていくのでしょうね。 

 ともあれ、今回の改訂は一大事業だったと思うし、 自分でも思いの外この新しい訳の聖書が気に入ったので、周囲の人たちに勧めまくっている。

IMG_3903