私が日本に着く数日前、『福音の再発見』の著者であるスコット・マクナイト博士からメールが来た。みんの闘病と死に際しての私の証の一部を、彼の新刊で使わせてほしいというものだった。出版社が、ちゃんと書面での正式な許可を取ってほしいと言っているので、手間をかけさせて申し訳ないけれど…、と。そこには、ほぼ完成のゲラも添付されていた。

 それは、「
Open to the Spirit: God in Us, God with Us, God Transforming Us」というタイトルの、聖霊がなしてくださるトランスフォーメーションの働きに自分を開くことに関する本だった。マクナイト博士は最近、キリスト者の霊的体験に関して、聖書学者の立場から論じる三部作を書く試みをしていて、本書はその三部作の最後にあたるらしい。ジェームス・ブライアン・スミスやジョン・オートバーグも推薦の言葉を寄せていた。

 ゲラを確認させていただくと、私が昨年5月にシカゴのセントラルカンファレンスでお分かちさせていただいた証の一部が引用されていた。そういえば、そのころマクナイト博士と別件でメールのやり取りをしたことがあり、ついでに私の証(英語版)をお分かちさせていただいていたのだった。それについては彼からなんの返信もなかったので、私もすっかり忘れていたけれど、そうか、ちゃんと読んでくださっていたのね。

 でも、本に引用することは、「正式な許可」 どころか、口頭でもインフォーマルにでも、聞いたことがなかったけど?と思って苦笑してしまった。もちろん、すぐに返信して「正式な許可」を差し上げた。私の証が引用された箇所のタイトルは「Miho and Sachi」となっていて、嬉しかった。

 もう一つ嬉しかったのは、この本の冒頭に、私が毎朝沈黙の祈りを始めるときに祈る祈りの言葉が掲げられていたこと。(文言はちょっと違うけど。)


Almighty God,

Unto whom all hearts are open, all desires known, 

and from whom no secrets are hid:

Cleanse the thoughts of our hearts by the inspiration of thy Holy Spirit,

that we may perfectly love thee,

and worthily magnify that holy Name.

Through Christ our Lord.

Amen

(From Book of Common Prayer)


  全能なる神様に向かって、私の心は開かれており、私の願いのすべては知られており、何一つ隠されているものはない…

 ああ主よ、私のたましいが、あなたに向かってオープンであり続けることができますように。私の思いを清めてください。主よ、憐れみに満ちたお方よ…
 

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(追記:メールを確認したら、スコットからの連絡が来たのは私が日本に着く数日前ではなく、日本に着いてから数日後でした。)