コロラド1週間の旅から、日曜日に戻ってきました。

 夫がコロラド州ボールダーにあるNational Center for Atomospheric Research (NCAR)でのワークショップがあり、それについて行きました。彼は90年代半ばから、ほぼ毎年ボールダーに行っているのですが、私が同行するのは今回初めて。本当は私はお留守番の予定だったのですが、夫が強く勧めてくれたのでウィルソンも連れて一緒に行ってきました。行ってよかった。とてもリラックスできました。

 日中は夫は仕事のため、私とウィルソンは基本的にホテルでお留守番。(リゾートホテルではなく、アメリカによくある普通のホテルですが。)仕事を持っていったので、お留守番も苦ではありませんでした。ボールダーはロッキー山脈の山麓にある街で、街中どこからでもロッキー山脈の前方部分(東側)が間近に見えます。青い空と夏の白い雲をバックしたロッキーの雄大なこと! 標高が高いので、涼しいかと思いきや、気温は連日30度越えでした。でも乾燥しているのでそれほど苦ではなかったです。

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 連日、朝食後、夫をNCARまで車で送り、それからホテルの近く(車で10分くらい) にあるドッグパークにウィルソンを連れていってしばらく遊ばせ、それからホテルに戻って夕方まで仕事。夕方にまた夫を迎えに行き、街で夕食をとってから、またドッグパークへ行って、それからホテルにもどってリラックスして寝る、という、だいたいそんな感じでした。ドッグパークでは、ウィルソンは最初はほかの犬のそばには近寄らず、一人(一匹)ポツンとしていましたが、何度か通ううちに慣れてきたのか、後半は他のワンコちゃんたちと絡んでいました。私は、子どもを公園デビューさせる母親の気持ちでした。彼にとってもとてもいい経験になったことでしょう。(笑)

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 日中はウィルソンがいて観光やショッピングなどには出られなかったので、私はホテルでのんびりしていました。しかし1日だけ夫が会議を休んでくれた日があったので、その日は夫にウィルソンの子守をしてもらい、Pearl Street Mallというショッピングストリートをぶらつきました。楽しかった! そして午後からはEstes Parkというボールダーから1時間半くらい離れたところにある、ロッキー山脈国立公園の入り口になる街まで行ってきました。街自体がリゾート地として賑わっていましたが、私たちは景色を見るのが目的だったので、ダウンタウンは通り抜けて国立公園へ。時間がなかったのであまり見てまわれませんでしたが、それでも行った価値あり!

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 それから山岳ドライブを楽しみつつまたボールダーに。

 夫の仕事は金曜日の昼で終わったので、そのあとはボールダーから2時間くらい南に下ったDeckersという山の中の町に行き、そこの山小屋で一泊。夫は目の前を流れる川に渓流釣りに、私は山小屋で静まりのリトリート。最高でした。

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 着いた日の午後は日暮れまで、翌日は朝6時から11時のチェックアウトまで、夫はたっぷり釣りを堪能しました。戦果はゼロでしたが。一回だけあたりがあったけれど、逃げられてしまったそうです。すごく大きなニジマスだったそうです。^^

 その間私は、ウィルソンとあたりを散策したり、部屋でひとり静まったり。こういう時間が大好きなので、夢のようでした。

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 (泊まった山小屋)

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(部屋の中)

 山小屋をチェックアウトした後は、コロラドスプリングス経由で、シカゴへと帰路につきました。

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 デンバーを通り過ぎるとだんだんロッキーが遠ざかり、景色はびっくりするほど変化のないつまらないものに。(笑)いやぁ、アメリカは本当に大きな国です。こんなに何にもない土地がいくらでも広がっているのですから。

 夫にとっては仕事だったし、私も自分の仕事を持っていったものの、ロッキーの自然に囲まれて、とてもよい気分転換となりました。ウィルソンも、長距離ドライブは最初はかなり緊張の面持ちでしたが、私が一緒に座ってあげたので、彼はずっと私の膝の上にいて、ご機嫌でした。私たちが夕食を食べに行く間などは、車中で待っていてもらわなければなりませんでしたが、お利口さんにしててくれました。

 子どもたち抜きで夫婦二人での旅行(ウィルソンは一緒だったけど)は久しぶりで新鮮でした。ケンも高校卒業まであと2年だし、空の巣の予行演習のような旅行でしたね。とっても感謝でした。
 
  


Estes Parkへ行く途中の道。車載カメラにて撮影。



コロラドスプリングスを出てからの道。このあたりはまだ悪くない景色。