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今朝のシカゴはかなり冷え込んだ。私が住んでいるあたりでは摂氏4度くらい。もっと冷えたところもあったらしい。近所のフィールドには真っ白に霜が降りていた。

 ウチの空調はすでに暖房モードになっていて、朝晩は時々温風が出ている。ネコ系ワンコのウィルソンは、風の吹き出し口の前を陣取っている。彼はきっと、こたつが出てくるのを待っているに違いない。
 
 明日はシカゴの観想的アウトリーチセンター 主催の秋のリトリートで、センタリングの祈り(centering prayer) の1日ワークショップに行ってくる。私のスピリチュアル・ディレクターからは、「理解しようと思ってはだめよ。理解するというのはマインド(精神)の働きだけど、センタリングの祈りは、自分の存在の中心は自分のマインドではなく、神であり、そのお方のもとに立ち返るという祈りだからね」とアドバイスをもらった。

 さて、今週は、シカゴの婦人のバイスタが本格的に再始動した。ジェイムス・スミスの「エクササイズ」をテキストに用いて、今週は第1章から。
 
 この本は、基本的に私たちの神観を、聖書が教えている神観と入れ替えていくことを目指すもの。私たちがこれまで生きてきた中で、知らず知らずのうちに紡がれてきた神についての間違った物語(ナラティブ)を、イエスが教える物語(ナラティブ)を受け入れることで、もう一度紡ぎ直していく。

 これについては、以前もブログに書いたことがある。
-悔い改めて福音を信じなさい (2011年7月)

 悔い改めて福音を信じなさいとは、要するに、これまで自分が持っていた物語を手放し、イエスが語る物語を受け入れなさいという意味だとも言える。 

 そのときに助けになるのが(必要なのが)霊的修練の実践と、同じ願いを持つ仲間たちとの交わり。 そして、紡ぎ直しの変化をもたらしてくださるのは聖霊。

 第一回めの修練は十分な睡眠をとることだった。 グループの中からは、「睡眠をとることが、なぜ聖書の学びと関係があるのか、すぐにはピンとこなかった」という声があがった。でも、このエクササイズを実際に試してみて感じたこと、気づいたことなどを分かち合いながら、十分な睡眠時間を優先的にとろうとすることは、「あれをしたい」「これを片付けなくては」という自分のアジェンダを手放すことにもつながると気づいた、とか、ゆっくり体が休まっているときのほうが、心もより健やかになれる気がしたなど、よいディスカッションができたと思う。

 そして最後に、ヨハネ1章38−39節のイエスのセリフ「来なさい。そうすればわかります」の部分に皆で思いを巡らせた。自分がイエス様にこう言われたとしたら、どう思いますか?との問いに、「はっきり言ってもらえないと、何が待っているのだろうと思ってちょっと不安になる」という声も。確かに。イエス様の招きに、私たちがどこまで信頼をもって応答できるのか… 不安ではなく、期待を持ってイエス様についていきたい。