今日からすぐ下の妹が、日本から1週間の予定で手伝いに来てくれている。「私は家事をするつもりで来たから、さっちゃんは仕事してて」と言ってくれる。なんてありがたい…(涙) 


 今朝、オヘア空港に妹を迎えに行ったとき、ちょうどニュース速報で、米連邦最高裁が全州で同性婚を認める判断をしたと流れていた。おお、ついに… 


 同性婚がアメリカ全州で合法になることについて、多くの保守的なクリスチャンたちは嘆いている。一方でトニー・カンポロは、数週間前に、クリスチャンの同性愛婚を教会は受け入れるべきだとの考えを公に示していた。(こちら)もっとずっと前から、LGBTのコミュニティーとクリスチャンコミュニティーの溝を埋めようと、積極的に活動しているMarin Foundationのような働きもある。


 ホワイトハウスは、#LoveWinsというハッシュタグで、今回の判断をサポートする広報をどんどん流している。LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)コミュニティーや、それをサポートする人たちからもどんどん流れてくる。


 それに嫌悪を示して、私のあるアメリカ人のクリスチャンの友人は、「You might be able to change the laws of America, but you will never change the laws of God.(アメリカの法律を変えることはできても、神の律法を変えることは決してできない)」と投稿していた。そう、その通り。神様の律法は、決して変わらない。そしてイエスは、最も大切な戒めは次の二つで、それより大切な命令はないと言われた。



“The most important one,” answered Jesus, “is this: ‘Hear, O Israel: The Lord our God, the Lord is one. Love the Lord your God with all your heart and with all your soul and with all your mind and with all your strength.’ The second is this: ‘Love your neighbor as yourself.’There is no commandment greater than these.” 


イエスは答えられた。「一番たいせつなのはこれです。『イスラエルよ。聞け。われらの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』次にはこれです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』この二つより大事な命令は、ほかにありません。」(マルコ12:29-31)



 個人的には、アメリカの法律で同性婚が合法になろうがなるまいが、あまり関係ない。関係ないという言い方は語弊があるが、つまり、一部のクリスチャンのように、大変なことになったとは少しも思わない。むしろ、同性愛者にとっては、結婚が法的に認められるかどうかは、個人の尊厳や権利にも関わってくる大問題なので、彼らの尊厳や権利が守られる方向に向かうことは良いことだと思う。


 道徳的・倫理的な判断とは、自分や他者を断罪するためのものではなく、いのちをもたらすためのものではないだろうか。個人的には、同性愛の問題を考えるとき、Mr. ウォールのことをどうしても思い出してしまう。クリスチャンの道徳的(だと思っている)判断が、神様を必要としている人を、神様から遠ざけてしまうことがないようにと祈らされる。