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 これは、先日、リトリートで行ってきたカトリックの黙想の家の庭にあった「ラビリンス」です。実際に歩きながら祈ってきました。


 ラビリンスというのは、一般には「迷宮」と訳されるようですが、ここでいうラビリンスは、13世紀にフランスのシャルトル大聖堂で祈りの一つの方法として行われていたもので、「歩く瞑想」とも言われるそうです。上からみると、こんな感じ。


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 この道筋にそって、中心に向かって歩いて行くのですが、迷路と違って、分かれ道も行き止まりもなく、実は一本道で、必ず中心にたどり着きます。たどりつくまでには何度も180度の方向転換があり、中心に近づいてきたかと思ったら、いつの間にかいちばん外側の道に連れて行かれていたり、どの道も似ているので、「あれ、ここ、さっきも通ってない?」と思ったり。そうして歩いているうちに、突然中心にたどり着きます。この道筋を、祈りつつ、瞑想しつつ、歩きます。そして、中心に着いたら今度は、外に向かって来た道を戻り、ラビリンスの外に出ます。


 何かこう、信仰の旅路そのものだなぁと思わされるものがありますね。どこに行くのかわからないようでいて、道に沿って歩く限りは確実に目的地に到着する。ただ、そこに到達するまでには紆余曲折がある。同じようなところを何度も通るのだけれど、決して堂々巡りではなく、実はちゃんと中心に向かって前進している。中心の近くまで来たのにまだ中には入れず、歩いているうちにどんどん遠ざかってしまう。でも、そのうち中心に到着することなど忘れて歩き続けていると、突然真ん中の空間に出てくる…


 そして、今度は来た道を通ってラビリンスの外に出るとき、何だか新しい思いで日常生活の中に戻っていける気がします。


 興味深いですよね。


 


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