昨年の秋から冬にかけて私たちと一緒に住んでいたエリカは、今ではお母さんの助けを借りてアパートに一人暮らし。春から近所のコミュニティーカレッジでクラスをいくつか取り始め、イタリアンレストランの大手チェーン店でウェイトレスのバイトも始めた。


 先週そのレストランに家族で食事に行ったのだが、ケンは、「あれ、あの人、前にうちに住んでいた人だよね?」 ま~やも「見違えるようだね!」


 私の友人の息子さんは、このレストランでがっつり働いてお金をためて州立大学に進学した。去年の秋~冬のエリカは、このままだとワーキングプアのままではないかと心配したけれど、今の彼女は、自分の将来に希望を持って、前向きに取り組もうとしている。私もとっても嬉しい。エリカは今でもちょくちょくうちに顔を出して、そのたびに私に大きなハグをしてくれる。泊まっていくこともある。彼女が頑張っている姿を見るのは私もとても嬉しい。