f:id:mmesachi:20130509072427j:image:left


『心の刷新を求めて』の著者、ダラス・ウィラード師が8日早朝、主のもとに召されました。つい昨日かおととい、彼がステージ4のガンであることが公にされたばかりでした。2月に南カリフォルニアで持たれた「Knowing Christ Conference」では、ジョン・オートバーグ師とともにメイン講師を務めてくださったウィラード師でしたが、そのときの姿が非常に弱々しく(私はネットでライブストリームを見ていました)、またオートバーグ師が「ダラスのためにお祈りくださっていてありがとうございます」と挨拶していたので、ご病気なのだなと分かりましたが、まさかこんなに早く亡くなられるとは。昨年の夏の終わりに、膵臓ガンだと知ったそうです。


 彼が私たちに残してくれたものは大きいと思っています。日本語で読める本はまだ『心の刷新を求めて』(あめんどう Renovation of the Heart』しかありませんが、彼にはほかにもたくさんの著書があり、どれも英語圏のクリスチャンたちの霊的形成と主にある歩みに大きな影響を与えています。(例えば、来週キリスト新聞社さんから出版予定の『福音の再発見 なぜ"救われた"人たちが教会を去ってしまうのか』スコット・マクナイト著 にもウィラード師は推薦の言葉を寄せており、さらに本文を読むと、マクナイトが彼から強く影響を受けていることがわかります。)


 ダラス・ウィラード師には名言が山ほどありますが、中でも印象に残っているのは「You must ruthlessly eliminate hurry from your life(急ぐことを、何としてでも生活から排除しなければなりません)」です。いえ、私はまったくこれができていないのですが。いつも慌てて、早く先が知りたくて、結果を見たくて、次に移りたくて、いつもそわそわ落ち着きがありません。しかしウィラード師は、急ぐことは、霊的形成・成熟の大敵であることを教えてくれました。キリストに似た者とされ、キリストのような品性を身につけたいと思ったら、急いではいけないのです。自分の成熟を急ぐべきでないだけでなく、日々の生活の中で、一つひとつのことにおいても。なぜなら、急いでいるときの私は、「いま、ここで」与えられている時と場所と機会の中で、十分に主の恵みに浸っていないからです。


 ウィラード師の訃報を聞いて、悲しかった。とても悲しかった。そして、悲しみを感じると同時に、彼が教えてくれたことの数々をもう一度思い起こし、unhurried life へのコミットメントを新たにしよう、そう思わされました。


 ダラス、どうもありがとう。本当にどうもありがとう。




今ならダラス・ウィラードセンターの以下のページから、2月のカンファレンスのビデオを無料で見ることができます。そのうちDVDとして発売されるため、無料動画は期間限定らしいです。