今週はま~やが春休みで、木曜日からNYのみんを訪問し、今日の午後戻りました。みんは、先々週が大学の春休みで、春休みは大学のFreshman Honor's Programの研修旅行でキューバに行っていました。エミも先々週が春休みでしたが、音楽専攻、演劇副専攻の彼女は卒論代わりの卒業プロジェクトでミュージカルを作っていて、その発表がこの木、金、土だったため、春休みはラストスパートで大変でした。ちょうどエミの発表会のころにま~やがNYに来たので、みんとま~やは土曜日にその舞台を観に行きました。


 先週の火曜日ごろ、私がぼぼるパパに、「みんとま~やはエミの舞台を観たあと、夜遅くにニュージャージー(NJ)からNYまで二人で帰ってくるの、危なくないかなぁ?」と言うと、


「真夜中にNYの地下鉄を使わせるのは心配だな。俺が迎えに行こうか」


「迎えにって、シカゴじゃないんだよ、NJだよ?」


「行くよ。エミの舞台も観たいし。土曜日の早朝に出発すれば、夜の舞台の時間までに着く。舞台のあとは3人でプリンストンに泊まって、翌朝、ま~やをラガーディア空港まで送り、みんを大学に送り届け、それからまたシカゴに帰ってくるよ。」


「うっそー、まじぃ?」


 …と、いきなりそういう展開に。


 本当は私も行きたかったのだけれど、ま~やは飛行機で帰ってくるので、彼女をこちらで迎えに行く人が必要(その他いくつかの用事もあり)なため、私とケンはお留守番。


 そんなわけで、パパは娘三人のために、片道780マイル(約1300キロ)の道のりを一人で運転して出かけていきました。


 みんとま~やは午後3時過ぎにプリンストンに到着。エミと落ち合って街のフローズンヨーグルトのお店に。パパが来ることはエミには内緒にしてあり、3人がフローズンヨーグルトを食べているところに、パパが当たり前のような顔をして、「よう!」と入って行く…という算段。


 その直前まで私はパパと電話で話していて、彼が中に入っていくときも電話は切らずにいてもらったため、仰天したエミの叫び声と、愉快そうなみんとま~やの笑い声がよく聴こえました。(笑)


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 さて、ミュージカルは、もう一人の4年生の学生との共同作品で、その子が脚本を書き、エミが音楽担当。(大学のウェブサイトにも説明があります。)




 テーマは、性役割やアイデンティティーの問題を取り扱ったもの。伝統的な価値観を持ったある村に、特定の性役割にしばられない育てられ方をした青年とその父親が引っ越してきて、村人たちのこれまでの既成概念が次々とひっくり返され、それを通して、村人たちもまた、自分たちのアイデンティティーや、コミュニティーにおける自分の役割について問い直すようになる…というような話しらしいです。


 このミュージカルの制作は、直前まで難航していて、エミはけっこうナーバスでした。脚本担当の子がなかなか脚本を仕上げてくれず、できたと思ってもどんどん書き直したり書き足したりするため、上演の三日前まで、エミは作曲や編曲を続けていました


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(練習風景。真ん中のメガネさんがエミ)


 苦労したけれど本番は大盛況で、ぼぼるパパも、「なかなかすごかった。エミの楽曲は非常によくできていて、ミュージカルにしたことで難しいテーマであるにもかかわらず、芸術性も高い作品になってた」という感想をメールで送ってくれました。


 本人も、卒業プロジェクトにふさわしいものを作る事ができて、とても喜んでいます。これからも、作曲と音楽教育を自分の一生の仕事として続けていきたいという願いを新たにした、と言っていました。


 エミは、大学卒業まであと2ヶ月… この4年間あっと言う間でした。大変なときもあった大学生活でしたが、今となっては、どれもこれも、エミの成長に必要なものであったことがよく分かります。主の真実、Faithfulnessに、ただ感謝…(涙)