あなたが天国を約束してくださったから
だからあなたを愛するのではありません、わが神よ。
恐ろしい地獄があるから
だからあなたに従うのではありません。
十字架につけられ、あざけられたあなたに、
苦しまれ、死なれたあなたに、
そんなあなたに、私は突き動かされるのです。
私を動かすのは
ただ、あなたの愛です。
そして、
たとえ天国が存在しないとしても
私はなお、あなたを愛するでしょう。
たとえ地獄が存在しないとしても
私はなお、あなたを畏れるでしょう。
私の愛を得るために
何もくださらなくていいのです。
私が願っていたものがなかったとしても
変わらずにあなたを愛しますから
それでもあなたを愛しますから
ジーザス・クリードのサイトで見かけたアビラのテレサ(聖テレジア)の詩を、ちょっと訳してみました。
アビラのテレサ(聖テレジア)は16世紀のスペインのローマ・カトリック教会の神秘家で、その官能的ともいえるイエスへの愛の表現でも知られています。
ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ作
「聖テレジアの法悦(エクスタシー)」
天使の持つ神の炎の矢で胸を衝かれ恍惚となるテレサ
- Interior Castle or The Mansions (from Christian Classics Etherreal Library)
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