今朝、科学と信仰に関して、珍しく連続ツイートをした。発端は、かきごおり先生が次のようなツイートをしておられるのを拝見したことだった。



nj_otenki: 昨日、礼拝の準備のためにハッブル宇宙望遠鏡の撮ったたくさんの写真を見ていた。神はアーティスト。そして、とんでもなく大きなお方。それを見せてくれる科学者の誠意と尽力に心から感謝。そして、この宇宙の中で、神が一番の情熱を人間に対して持っておられることに、畏れを感じる。 7:22am, Jul 09 from Echofon



 これを拝見し、私は次のようなツイートをした。



mmesachi: 夫が信仰をもったばかりの頃、彼の好きな御言葉として掲げていたのが詩篇19:1でした。これが、彼がクリスチャンの大気流体力学者として歩みを始める上での、基となったようです。「天は神の栄光を語り告げ、大空は御手のわざを告げ知らせる」@nj_otenki 7:37am, Jul 09 from HootSuite



 夫は、私たちが結婚する4ヶ月前にイエスさまを救い主と受け入れ、クリスチャンになった。


 結婚式の前、司式をしてくださる牧師さんに、式でのメッセージに二人のそれぞれに好きな御言葉を盛り込みたいので、どの箇所が好きか教えてほしいと言われた。私は確かイザヤ書43章4節を挙げ、夫が挙げたのが詩篇のこの箇所だった。その時のことなどいろいろ思い出しているうちに、ちょっとだけ書き留めておきたくなったので連続ツイートをした。ここにもメモしておきます。



(1)地球流体力学で博士号を取った数ヶ月後に信仰を持った夫は、当初は科学と信仰の間に何の矛盾も感じていなかった。彼にとって自然は神を知るための窓口であり、科学はその方法の一つだった。ところが教会と深く関わるようになり、


(2)教会では科学が信仰の敵であるかのように言われることもある現実に、彼は葛藤を覚えるようになったらしかった。らしかった、というのは、彼は私にその葛藤を伝えてくれたことがなかったので、私ときたら、まったく気づいていなかったのだ。


(3)教会は、聖書に書かれている(と彼らが思っている)ことを、夫が科学者として肯定することを求めてきた。たとえば地球の年齢は六千~一万年だとか、進化論は嘘だとか。しかし夫は科学者として自分が知っていることを曲げなかった。


(4)それは科学を優先するために信仰を妥協したのでなく、彼の中ではその二つは問題なく両立していたからだ。でも、彼が教会でそのような発言をすると人々は困った顔をした。彼に議論をふっかけてくる人もいた。


(5)夫は自分から積極的に科学と信仰の問題を話題にしたり、他の人の考えを変えさせようとすることはなかった。聞かれたときだけ、簡潔に自分の考えを述べていた。まさに「然りは然り、否は否」と。


(6)70年代に米人宣教師を通して信仰を持った私は、地球の年齢は若く、進化論は嘘だと当然のように教えられていた。だから、夫が前記のような考えを、信仰を持った後でも変えていなかったことに気づいた時は、正直、驚いた。


(7)一度、激しい口論になったこともある。(口論と言っても、私が一方的にわめいただけだったが。)彼は議論によって私を説得しようとすることはなかった。ただ、徹頭徹尾、柔和で、冷静で、そして確固としていた。


(8)私の理解が追いつくのを、忍耐と愛をもって待とうとしてくれているようだった。その姿に、私は彼が揺るがない礎石の上に立っているのを感じた。そして、自分が当然として教えられてきたことを、再吟味するようになった。それが約10年前だ。


(9)神が進化というプロセスを通してこの世を、そして人間を創造されたと考えることは、私の神への畏怖と感嘆を一層深いものにした。そして、「信仰」の名のもとに神の偉大なる御業を小さな箱の中に押し込んでいたことにも気づかされた。まだまだ分からないこともある。


(10)でも夫は言った。神学も科学も、どちらもまだ発展途上。現時点で矛盾があるように思えても、心配する必要はない。真理は主のものであり、主は一つ。神学と科学が、それぞれの領域でそれぞれに真摯な探求を続けていくならば、やがてそこには調和が見えるはず、と。


(11)進化に関しては、科学の方がたくさんのデータを持っている。それを元に神学の側に調整する必要が出たとしても、それは信仰の妥協でも聖書を軽視することでもないと思う。「天は神の栄光を語り告げ、 大空は御手のわざを告げ知らせる。」詩篇19:1





夫が2003年2月に書いた、科学と信仰に関するメモです。http://rhythmsofgrace.blog.jp/archives/1149549.html



追記:hannamasakoさんという方が、この連続ツイートと、そこから派生したツイッター上でのいくつかのやりとりを、togettherというまとめサイトにまとめてくださいました。私が見ていなかったツイートもあり、おお~、という感じです。感謝。




追々記:上記のやりとりの中で、英語によるいくつかの参考文献に言及したのですが、ツイートで言及しなかったものも含め、自分へのメモの意味もこめて、こちらにも記しておきます。