夜ぼぼるパパのとなりで寝ていて、彼の呼吸がおかしいことに気づいたのは、たぶん夏頃だったと思う。あの呼吸を聞いたとたん、どこかで耳にしたことのある「睡眠時無呼吸症候群」という病名が浮かび、朝おきてから、ネットで検索してみた。(実際には、最初に気づいたときは、朝起きたらすっかり忘れていて、その後三回目くらいにその呼吸を聞いたときにようやく調べたのだけれど。)


 調べてみると、無呼吸が原因で窒息するなどはないものの、睡眠の質が落ちるため、いくら寝ても休まらず、日中突然猛烈に眠気が襲ってきて抑えられなくなったりすることもある、とあった。それが運転中などだと事故につながるので、本人にとっても危険だし、「社会にも迷惑になる」と書いてあるサイトもあった。さらに、高血圧症や狭心症、心筋梗塞、糖尿病などにもなりやすくなるとあり、びっくり。


 それで即刻ぼぼるパパに伝えたものの、自覚症状がないので、最初はなかなか病院に行こうとしてくれなかった。それでもある晩、寝入りばなに喉にゼリーが詰まったかのような感覚がしてハッとなり、「これがはちこの言っていたヤツか」と思ったらしい。そのときの感覚はかなりイヤな感じだったそうで、その後、自分からさっさと病院に予約を取ってくれた。


 まずは外来で問診、それから泊まりがけのスリープテストなるもの。一度めのスリープテストを受けたのは10月だった。スリープテストでは、頭や身体のあちこちにたくさんのワイヤーをつけ、スパゲティーモンスターのようになる。こんな感じ。(夜中に起きてトイレに行ったとき、鏡に映った自分を見てギョッとしたと言っていた。)


 その結果、軽度から中程度の睡眠時無呼吸症候群と診断され、CPAP(シーパップ)という睡眠時に装着する電動空気ポンプマスク(?)のような装置の使用を勧められたらしい。


 そして、先日、実際にCPAPを装着してのスリープテストを受けた。CPAPがどれくらいぼぼるパパに有効であるかを調べるためのテストだったようだ。この日は、スパゲティモンスターにされた挙げ句、顔には電動ポンプマスクをつけて寝かされたため、とても不快でなかなか寝付けず、大変だったそうだ。次の朝帰宅したとき、「もう二度とスリープテストは受けない!」と宣言していた。


 それなのに… 今日、病院から電話がかかってきて「データを誤って消してしまったため、テストを受け直してください」と… 可哀想に、もう二度とやりたくなかったスリープテスト、来週もう一度受けることになってしまったのでした。


 睡眠時無呼吸症候群は肥満の人やあごの小さい人がなりやすいらしい。(ぼぼるパパはあごが小さい。私もだけど。)日本人には比較的多いらしく、日本人の5人に1人は何らかの睡眠障害があると、どこかのサイトに書いてあった。(こちら。睡眠時無呼吸症候群は健康な成人男性の2~4%以上だそうです。)


 睡眠は大切なので、皆さんもお気をつけください。