夕べ、嫌な夢を二度続けざまに見た。二度とも、私が実際に声をあげたので、隣で寝ていた夫が私を揺り起こしてくれたのだけれど…


 最初のは、寝室に私の養父(現実にはそんな人はいないのですが)の老人が、自分の友達を連れてきて、二人で私を襲おうとする夢。しかし私は「I hate you! I hate you!」と言いながら枕を振り回し、この二人を追いかけ、もう少しで部屋から追い出す、というところで夫に起こされた。


 その後、今度は、私の現在の寝室に、先に登場した養父に似た老人が白い影となって登場。先の夢でも、二度目のも、老人といってもジャイアント馬場のように大柄な男性。その白い影が、最初は部屋の外から、顔だけ出して私の寝室を覗いていて、それから両手を頭の上で振り回しながらダダダッ…と寝室の中に入ってきて、私のベッドの横をすり抜け、ベッドの背後に隠れ、そこからもう一度頭をチラッと覗かせて私の様子をうかがっている… その時に私が、「あなたー!助けてー!」と叫び、実際に寝ながら叫んだらしく、夫がすぐに「どうしたの?」と私を揺り起こしてくれたので助かった。2度目の夢は、何か霊的な感じもして怖かったので、眠りに戻る前に、悪い霊が近寄りませんようにとイエス様の御名で祈った。そして夫と手をつないで寝た。今度は朝まで大丈夫だった。


 それにしても、こんな夢を見たのは『白夜行』の影響だろうか。久しぶりに読んだ日本語の小説、ちょっと刺激が強すぎたか…?