実は今、ぼぼるパパは一人で日本に行っている。中学高校時代は登山部だった彼は、久しぶりに日本の山に登りたくなったのだそうだ。しかも一日登って帰ってくるような登山でななく、1週間くらいかけて北アルプスの方を縦走すると言う。一週間も一人で山に登るなんて、いくら夏だとはいえ、何かあったらどうするの?と私も最初は止めたのだけれど、一度言い出したらてこでも動かない人。そこで私は、普段ろくに運動していないのに急に無茶はして欲しくない、一週間の山歩きに必要な体力と筋力をつけるために十分トレーニングしてから行くならかまわない、という条件をつけた。そこで彼は数ヶ月前から毎日数キロ走ったり、普段は車を使う駅までの道のりを重いバックパック背負って歩いたりなどのトレーニング開始。独立記念日にも5Kマラソン走ったし、ジーンズのサイズが2インチも下がるという嬉しいオマケつきで努力の成果を見せてくれた。そして私は約束通り、先週の月曜日、祈りつつ彼を日本へと送り出した。


 縦走はずっと計画通り無事に進んでいたが、最後に目指す穂高の手前まで来た所で、台風7号接近のニュースが入った。そこで急遽ルートを変更し、穂高はあきらめ、そのまま上高地に抜けて下山することに。山の方まですぐに台風の影響は出ないだろうけれど、予定通り穂高の頂上まで行ってから雨に振り込まれたりすると、下山が面倒になるのでルートを変えた、無茶はしていないから心配しないように、とぼぼる母から電話で伝言を受けたとき、私は心の中でぼぼるパパに深く感謝した。長いこと楽しみにしながら計画していたことだし、本当は予定通り最後まで行きたかっただろうに、変に無理をせず、残して来た家族のためにも安全第一に予定変更してくれたこと、以前リバイバル新聞で読んだジャーナリストの浜名純さん(彼ももと山岳部)のエッセイを思い出しつつ、「大胆かつ細心」、これぞ本物の山男の勇気だと思った。


 そしてシカゴ時間の今朝、無事下山しましたとの連絡と、何枚かの美しい山の写真が届いた。とってもきれい。神様が造られたこんなきれいな自然を観つつ、ぼぼるパパは神様とどんな話をしたのだろう。一人山道を歩きつつ、彼は神様と、どんな交わりを持ったのだろう。行かせてあげて良かったと心から思った。


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さて、彼は明日からはぼぼる母と二人で箱根に出かけ、シカゴに戻るのは土曜日。最後まで安全に守られますように。