土曜日は、朝ケンスケが起きれず、パパに起こされても「ボクは眠いから行かない」と言い放ったため、一日ケンスケとお留守番するはめになり、私のボーナスデーはお流れになった。もちろんケンスケのことは大好きだけど、この日ばかりはちょっとショックだった。(苦笑)そんなわけで、期待していたほどにはのんびりできなかったのであります。一方パパたちは、やっぱりケンスケ抜きの方が思う存分遊べたようで、娘たちの満足度は高かったみたい。


 ケンは前の晩、ビーチの帰り道に車の中で寝てしまったため、夜はなかなか寝付けなくて夜中近くまで起きていた。そこでせめて朝はゆっくり寝ていてもらおうと思い(少しでも私一人の時間を確保するため)、自分で起きるまでは起こさず放っておいた。ところが11時頃になって起きてきて、「ママー、Six Flags 行かないのー?」 「えっ、何言ってるの。パパが起こしてもケンは『眠たいから行かない』って言ったじゃない。だからパパたちはもう行っちゃったわよ。」それを聞いたケン、口をポカンと開き、それからあからさまにガックリと肩を落としてうつむいた。そしてくるっと背を向けると自分の部屋に駆け込み、しばらく出て来なかった。うー、そういうことされるとこっちも辛い。無理矢理にでも起こして、連れて行ってもらうべきだったか…


 それでも、しばらくすると何事もなかったかのように出てきて、「僕はこれからバットモービル(バットマンの車)を作る。」そして一日かけて、紙をたくさんつなげて、自分の椅子のまわりにそれを貼りつけて、ケンスケ製の謎なバットモービルを作った。


 ケンスケは自分の思い通りにならないと、結構かんしゃくを起こしてゴネたりすることがあるのだけれど、彼の偉いところは、彼なりに筋が通っていること。これは自分の責任だと納得したことや、どうしようもない不可抗力だとわかることに関しては、全然ゴネない。この日も、確かに自分が「行かない」と言ったことを思い出したら、本当は悲しかったのだろうが、置いていかれたことについて一言も文句を言わなかった。ただ、パパ達が帰って来たとき、「本当は僕も行きたかったの。今度は連れて行ってね」とおねだりしていたけれど。そのあたりも素直で正直で可愛い。(と、ここまで書いて気づいたが、この「筋が通っている」というのは、言い換えれば「境界線が引けている」ということなのだろう。ケンは自分の行動ーー「行かない」と言ったことーーと、それがもたらした結果ーー置いていかれたことーーを自分の問題として「所有」し、適切に対応した。ごねても仕方のないことでごねるような無駄な労力は使わず、自分なりに一日楽しく建設的に過ごした。そして本当は行きたかったという「願い」もまた自分のものとして「所有」し、いじけたりひねたりすることなく素直に、次は連れていってねと自分の正直な願いをパパに伝えた。とても前向きで健全だと思う。ケンスケを見ていると、私の方が学ばされることが多い。)


 さて、今日は独立記念日で、ぼぼるパパは町のイベントの5キロマラソンに参加した。まだ涼しいうちの朝8時スタート。120人くらいの参加があったらしい。うちの前がちょうどコースの一部になっていたので、私も観戦というか、うちの前に立って参加者の皆さんに声援を送った。パパの順位は随分後ろの方だったけど、それでもこの年で(?)普段トレーニングもしてないのに5キロマラソンに参加して完走しただけでも偉い。


 昼前からは独立記念日のパレード。地元のパレードなので全体的に地味だったけど、コミュニティ意識を高めるにはいい機会。うちの教会も参加し、教会の名前と住所を書いたラベルを貼った冷たい水のウォーターボトルを配って歩いた。ウォーターボトルを配るのはいいアイディアだったけど、よその教会のグループと比べてうちの教会の山車(?)は地味すぎたので、来年はもう少し目立つような工夫をした方がいいなと思った。