Lynn DeShazo の In Your Presence, O Godを朝からずっと聴きながら、神さまとのひと時を過ごしていた。この曲は、私には、ダビデが敵に追われて疲れ果て、すっかり嫌になって息も絶え絶えで、それでも何とか神様にしがみつき、泣きついているような、そんなdesperationが感じられる気がする。(この曲を書いた本人はそういうつもりではなかったようだけど。)


 詩篇を読みながら、ダビデの祈りって激しいよね、と思う。神様に向かって、自分の全ての感情を注ぎ出している。ダビデの祈りはきれい事だけでなく、時には敵を呪うような激しい表現もあるし、納得がいかなければ神様にもくってかかる。その一方で、神様の義と公正と聖さと愛を充分に知っていて、主の前に地べたに這うように徹底的にへりくだっている。彼のどんな激しい言葉も、神様に対して疑問を投げかけているような時でさえも、ある意味、神様のご性質を充分に知り、神様との間に親密な関係を持っていればこそ出て来る、彼の信仰と信頼の現れなんだろうなぁと思う。どんな苦しみや恐れのなかでも、自分自身の罪から来る痛みのなかでも、彼は繰り返し告白している。


「あなたこそ私の主です」


「あなたこそ私の神です」


「あなたこそ私の王です」


「あなたこそ私の望みです」


「あなたこそ私の避け所、隠れ家、わが岩、わが救い、わがやぐらです」


 私も今朝、ダビデにならって告白しよう。


 あなたこそ私の主です。今日も一日、私をあなたの御臨在のなかに住まわせ、あなたの道に歩ませてください。この目が右にも左にもそれることなく、一心にあなただけを見つめていることができますように。